オペラガラ「こうもり」スタッフ・出演者プロフィール


【パンフレット】 スタッフ紹介ページ

プロフィール

指揮
松岡 究(まつおか はかる)
 成城大学文芸学部卒業。音楽を戸口幸策氏に、指揮を小林研一郎氏に、声楽を山田茂氏に師事。1987年東京オペラ・プロデュース公演、ドニゼッティ作曲「ビバ・ラ・マンマ」を指揮してデビュー。その後、1991年度文化庁在外派遣研修員として、ハンガリー国立歌劇場および国立交響楽団に留学。1992年スウェーデン・アルコンスト音楽祭に参加、さらにヨルマ・パヌラ教授よりディプロマを与えられた。2004年〜2007年ローム財団による在外派遣研修員としてベルリンにて研修。2009年東京ユニバーサルフィル専任指揮者、日本オペレッタ協会音楽監督にそれぞれ就任した。
 鳥取県では、ミンクス室内オーケストラの結成以来常任指揮者として数々のコンサートを指揮。特に毎年倉吉市で開かれる「アザレアのまち音楽祭」ではアザレア祝祭オーケストラとしての公演を指揮。その質の高さには定評がある。更に鳥取オペラ協会設立以来、その公演の指揮を担い、オペラ育成にも尽力している。特筆に値するのは、総合芸術たるオペラ、そして合唱、オーケストラと言う鳥取県の音楽文化の中核を担う指揮者として、鳥取県にとってかけがえのない宝物といっても過言ではない。今年のアザレアのまち音楽祭オープニング・コンサートでは、日本では例のない小型編成の第九を公演し絶賛される。

演出
中村敬一(なかむら けいいち)
 武蔵野音楽大学同大学院で声楽を専攻卒業。1989年より、文化庁派遣在外研修員として、ウィーン国立歌劇場にて、オペラ演出を研修。帰国後、数々の公演で高い評価を得、続く二期会公演「三部作」(プッチーニ)、東京室内歌劇場公演「ヒロシマのオルフェ」、日生劇場公演「笠地蔵・北風と太陽」で、演出力が絶賛され、1995年第23回ジローオペラ新人賞を受ける。2000年3月には、新国立劇場デビューとなった「沈黙」が高く評価された。再演された「沈黙」が、平成17年度芸術祭大賞を受賞し、大いに注目された。また、オペラ台本も手掛け、国民文化祭とっとり2002で、宮沢賢治原作の「ポラーノの広場」をオペラ化し、台本と演出を担当し、好評を得ている。音楽的な視点と豊かな感性による舞台づくりは広く認められ、各地のオペラ公演に引っ張りだこである。そんな中にあって、鳥取県をはじめ地方に在住する声楽家の育成とオペラの普及に献身的な努力と強い愛情を示し、オペラ公演団体の育成に多大な貢献をしている。国立音楽大学客員教授。大阪音楽大学、大阪教育大学講師。

演奏
ミンクス室内オーケストラ
 泊村在住の医師「吉田明雄氏」が主宰するプロ・アマ混成の極めてハイレベルな室内オーケストラである。設立当時から指揮を担当するプロの指揮者「松岡究氏」の薫陶を求め、各地のオーケストラから参集したメンバーによって編成されている。よりレベルの高い音楽の追究をしたいと、音楽家としての自立を求めるアマチュア奏者にプロ奏者がゲスト参加して、素晴らしい音楽を紡ぎ出す限りなくプロに近い演奏集団である。

落語
桂三風
 師匠、桂三枝より「落語界の新しい風になれ!」との願いを込めて名付けられる。その名の通り、風刺の効いた創作落語を持ち味とし、古典のアレンジなど新しい取り組みを世に送り出し持ちネタは100本以上。常に時代を感じ型にはまらない柔軟なスタイルで注目されている。特に会場のお客様も参加する「客席参加型落語」は三風独特なスタイルで、まさに落語界に新風を吹き込んでいる。
 出演/鳥取オペラ協会

アイゼンシュタイン
山田康之(やまだ 康之)Briton
 鳥取大学教育学部卒業。西岡千秋氏に師事。これまでに「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモ役、「フィガロの結婚」でタイトルロール、「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロ役、「魔笛」のパパゲーノ役、国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」でテーモ役、「イソップ三部作」で北風役及び悪い木こり役など数々のオペラに出演。現在、以西小学校に勤務。鳥取オペラ協会理事。

ロザリンデ
寺内智子(てらうち ともこ)Soprano
 大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。同専攻科修了。声楽を天野春美、E・ラッティ、伊藤京子各氏に師事。関西二期会研究生を経て、1998年イタリアへ留学。M・フェラーロ氏によるマスタークラス受講。イタリアにてオペラ「ラ・ボエーム」ミミ役、「カプレーティ家とモンテッキ家」ジュリエッタ役を歌い好評を得る。帰国後も、神戸アーバンオペラ「フィガロの結婚」スザンナ役をはじめ「愛の妙薬」「カルメン」「魔笛」「ポラーノの広場」「沈黙」などのオペラに出演。第29回イタリア声楽コンコルソ金賞、第20回飯塚新人音楽コンクール大賞、第12回ABC新人オーディション最優秀賞を受賞し外山雄三指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団と共演。第16回宝塚ベガ音楽コンクール第2位、神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、鳥取県声楽オーディション県知事賞等受賞。2006年、鳥取県知事賞受賞者コンサートで関西フィルハーモニー交響楽団と共演。日本演奏連盟会員、関西二期会、鳥取オペラ協会会員。

ファルケ
吉田 章一(よしだ あきかず)Briton
 鳥取大学教育学部卒業。広島大学大学院学校教育研究科修了。声楽を小松英典、西岡千秋、佐藤晨、吉田征夫、平野弘子の各氏に師事。ソロ・コンサート、ジョイント・コンサートのほか、モーツァルトやフォーレのレクイエム、バッハのヨハネ受難曲、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第九等のソリストを務める。オペラでは、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」、新倉健「窓」に出演。特に2002年の国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」では、主役のキューストを歌い圧倒的な成功をおさめた。2004年の再演では、更にバージョンアップしたキューストを歌い、全国レベルで通用する風格を見せた。また、特筆に価するのはドイツリートに対する造詣の深さと演奏力の高さである。既にCDリリースされているシューベルトの「冬の旅」は、高く評価されている。2010年10月韓国にてオペラ「電話」(メノッティ作曲)に出演。鳥取オペラ協会理事。

アルフレート
谷浩一郎(たに こういちろう)テナー
 大阪音楽大学大学院オペラ研究所修了。関西歌劇団公演“愛の妙薬”ネモリーノ役でデビュー。後に渡欧。ドイツ州立マンハイム音楽大学修了。在学時、マンハイム国立歌劇場“ナクソス島のアリアドネ”にてヨーロッパデビュー。長久手国際声楽コンクールファイナリスト。大阪音楽大学演奏員、関西歌劇団正団員、ドイツワーグナー奨学財団奨学生。大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。在学中、『魔笛』タミーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、 『ボエーム』ロドルフォ、『愛の妙薬』ネモリーノ、『こうもり』アルフレード等に出演。

アデーレ
小椋美香子(おぐら みかこ)ソプラノ
 作陽音楽大学声楽科卒業。同大学専攻科修了。オペラマイスタークラス研究生課程修了。船瀬幸子、西内玲、フォルカ・レニッケ、小松英典、吉田旅人、平野弘子の各氏に師事。2010年「フィガロの結婚」では4度目のスザンナ役を演じ、好評を得る。これまでの鳥取オペラ協会公演の「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トウッテ」などのモーツァルトのオペラにおけるソプラノの主要な役を数多く演じる。華道家の伊藤喜秀氏と共に、花と歌のアフタヌーンコンサート。わらべ館の童謡・唱歌推進員としても県内外で「童謡コンサート」を行う。日野川合唱フェスティバルにも初回から連続して出演、ゲストコンサートを行う。又、FC企画のミュージカルのヴォイストレーナーとして後進の指導にもあたっている。エレクトーン奏者の寺崎淑子氏との童謡コンサート、アザレアのまち音楽祭、山陰の名手たち、等様々なコンサートに出演。NB合唱団指導者。 わらべ館、童謡・唱歌推進員。 鳥取オペラ協会理事。

フランク
西岡千秋(にしおか ちあき)Baritone
 武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院声楽専攻修了。市田キヨ子、疋田生治郎の各氏に師事。数々のオペラ出演の他、リサイタルをはじめとする演奏活動を行っている。また、鳥取県内においては第九公演のソリストを務め、アザレアのまち音楽祭や山陰の名手たちコンサートなど常連演奏家として活躍。鳥取県内公演のオペラでは「電話」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」等に出演。鳥取オペラ協会の全ての公演をプロデュースしている。2009年鳥取県教育委員会表彰、2011年鳥取文化賞を受賞。現在、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授。鳥取オペラ協会副会長。鳥取合唱連盟副理事長。

オルロフスキー公爵
鶴崎千晴(つるさき ちはる)M.Soprano
 武蔵野音楽大学声楽科卒業。声楽を森原紀美子,故藤田みどり,佐伯真弥子,平野弘子の各氏に師事。ジョイント・コンサート,ソロリサイタルほか,鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」(伯爵夫人・マルチェリーナ)、「アマールと夜の訪問者」(母親),ラクゴペラ「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィラ)、イソップオペラ(よいきこり)、新作オペラ「窓」(母親)に出演。山陰の名手たちコンサート出演。アザレアのまち音楽祭参加。県民による第九2010、2012年米子第九合唱団ニューイヤーコンサートにてヴィヴァルディ作曲グローリアでアルトソロ。コールやまびこ指導者。鳥取オペラ協会理事。

ブリント
松本厚志(まつもと あつし)Tener
 鳥取大学教育学部卒業。由良育英高校、鳥取大学混声合唱団フィルコールに所属し、佐々木道也氏に師事。1999年鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」に合唱参加。翌年「魔笛」モノスタトス役でソリストデビューし、好評を得る。「フィガロの結婚」バジリオ役、国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」村人役、「ドン・ジョヴァンニ」オッタービオ役、「アマールと夜の訪問者」カスパール役、「コシ・ファン・トゥッテ」ではフェランド役で好評を得た。現在、倉吉市立北谷小学校校長。鳥取オペラ協会理事。
 ゲスト出演/韓国江原道音楽協会
 韓国江原道音楽協会
オペラ「こうもり」の二幕、ロシアの大貴族オルロフスキー公爵のパーティに招待された音楽家として「江原道音楽協会」の演目「韓国歌曲とアリアの饗宴」を演奏予定
閔恩泓(ミン・ウンホン) Soprano
 国立江原大学校音楽学科卒業。ローマA.I.D.MアカデミーDiploma。ローマサンタチェチリア国立音楽院Diploma。ローマサンタチェチリア国立音楽院教授法修了。音楽ジャーナルコンクール銀賞受賞。東亜音楽新聞社主催全国学生音楽コンクール大賞受賞。イタリア国際「Festival Note d’Estate a Campolieto」声楽コンクール2位。イタリア国際「Artein Canto」声楽コンクール2位。金裕貞創作オペラ「ボムボム」のスンイ役でデビュー。イタリアColleferro市招請ソロ・リサイタル「Vergine Tutto Amor」(ローマ)。イタリアMontelanico市招請ソロ・リサイタル「Madonna del soccorso」(ローマ)。現在イタリアローマのColleferro s.bruno 主役ソリストとして活動中。江原大学校文化芸術大学音楽学科に出講。
呉成龍(オ・ソンリョン) Tenor
 江原大学校音楽教育科(声楽)卒業。オーストリアのグラーツ国立音楽大学オペラ科卒業。オーストリアのグラーツ国立音楽大学オラトリオ科修了。オーストリアの国際ベルカントアカデミー修了。オーストリアのグラーツオペラ劇場専属団員を歴任。オペラ「La Boheme」、「La Traviata」、「Lucia」、オラトリオ、カンタータなどで数回主役を勤める。ソロ・リサイタル、春川私立交響楽団協演などの音楽会に200回以上出演。春川教育大学校音楽教育科講師。ソウル神学大学校宗教音楽科講師。江原大学校芸術大学音楽学科講師。現在は、春川子供合唱団指揮者、エマッコル聖堂聖歌隊指揮者、江原芸術高等学校講師として活動。
朴炳?(パク・ビョンフン) Bass
オーストリアのウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学(旧市立音楽大学)オペラ科卒業。オーストリアのウィーン国立音楽大学オペラ科修了。オーストリアのグラーツ国立音楽大学歌曲科、宗教音楽科卒業。留学中、ウィーン韓国人オーケストラ、チェコストリングオーケストラ、Koreaオーケストラと協演。スロベニアのOndina Otta国際コンクールで入賞。オペラ「リゴレット」、「フィガロの結婚」、「セビリアの理髪師」などに出演韓国創作オペラ「ボムボム」、「ソバの花咲く頃」などに出演。ハイドン作曲のオラトリオ「天地創造」、「四季」、モーツァルトの「戴冠式ミサ」、「レクイエム」でソロを勤める。オーストリアウィーンのシュテファン大聖堂でソリストとして活動。帰国後、現在は江原大学校、翰林大学校、春川教育大学校などに出講。
金?貞(キム・ミンジョン) Piano
慶熙音楽大学卒業。現在、春川男声合唱団の伴奏者として活動。
鳥取オペラ協会